石井敏

いしいさとし

プロフィール

東北工業大学工学部建築学科,准教授,博士(工学)
日本医療福祉建築協会
日本建築学会福祉環境小委員会環境づくりWG

専門

認知症高齢者のための生活環境に関する研究
要介護高齢者のための居住施設の計画研究
北欧における高齢者福祉と施設に関する研究

連絡先

〒982-8577仙台市太白区八木山香澄町35-1
電話 022-305-3612
ishiis@tohtech.ac.jp

メッセージ

高齢者の施設、生活環境のあり方に関する研究に取り組み、人間と環境との関わりを視点に研究を行っています。「環境」が持っている力を利用することでケアの質も生活の質も大きく改善します。環境と介護、生活、制度をつなげる役割が果たせたらと考えています。現在は、認知症高齢者グループホームやユニット型特別養護老人ホーム、小規模多機能サービス拠点の調査研究に取り組んでいます。

主な著書・論文

(著書)
グループホーム読本(共著、ミネルヴァ書房、2000)
建築設計資料93 高齢者のグループホーム(共著、建築資料研究社、2003)
施設から住まいへー高齢期の暮らしと環境(共著、厚生科学研究所、2007)など
(論文)
グループホームにおける生活構成と空間利用の特性(日本建築学会、1997)
高齢者介護施設における介護スタッフの量的差異と介護様態との関わりに関する考察(日本建築学会、2006)など

○ケア環境づくりに関する研修・講演の実績

認知症認知症介護研究・研修センターにおける認知症ケア研修、ユニット型施設管理者研修など。日本医療福祉建築協会主催のユニット型施設設計相談などでコンサルタント委員を務める。自治体や法人、市民活動グループ等においてケアと環境、暮らしと環境をキーワードに講演多数。

○ケア環境の建築設計やデザインの実績

高齢者住宅の基本計画コンサルタント(学研ココファン)、認知高齢者グループホームやユニット型施設の計画アドバイザーなど。

ケア環境づくりアルバム

【ケア環境づくりの基本となるタイムスタディ調査の様子 】
施設での生活、ケアをじっくりと観察し、環境との対応を探ることで、ケア環境を整える上でのヒントや課題がたくさん見えてきます。じっくりとスタッフの方、利用者の方とかかわることにより、そこから潜在的な要求や、環境が持っている本質的な要素をつかみとります。環境づくりの基本はフィールドにありという信念のもと、またコミュニケーションによって得られ、つくりあげられる環境づくりのプロセスを大切にしたいと考えています。

[更新日:2010/03/10]

▲ページトップに戻る