隼田尚彦

はやたなおひこ

プロフィール

北海道情報大学情報メディア学部、准教授、博士(工学)
日本建築学会福祉環境小委員会委員
日本認知症ケア学会会員
札幌市はつらつシニアサポート事業評価委員会委員長
(有)環境行動デザイン研究所 主幹研究員

専門

認知症高齢者のケア環境に関する計画・設計と研究、
高齢社会の施設・コミュニティーの調査と計画

連絡先

〒069-8585 北海道江別市西野幌59-2 北海道情報大学
TEL:011-385-4411(内)136
nhayata@do-johodai.ac.jp

メッセージ

ウイスコンシン大学ミルウォーキー校での研究生活がきっかけで、高齢者や子供の環境計画の研究に携わるようになりました。その後、97年からグループホームや小規模特養、小規模多機能施設、有料老人ホームなどの調査研究や計画設計を行っています。設計事例は、ユリエル・コーエン教授らによって、アメリカでも施設計画の参考にされています。また、建設コストも従来の施設と同等もしくは安価なものばかりです。単なる施設計画ではなく、入居者に対しての新しいタイプの住宅であり、コミュニティー喫茶などを含む、地域のコミュニティー核としての高齢者福祉施設を提案しています。
新しく施設計画(新築・リフォームを問わず)をお考えの方は、どうぞご連絡ください。

主な著書・論文

日本建築学会編:認知症ケア環境事典、ワールドプランニング、2009
日本建築学会編:建築空間のヒューマナイジング、彰国社、2001

○ケア環境づくりに関する実践

札幌のグループホーム(以下GH)「もえれのお家北大館・大和館・バルブロ館」、GH「ほほえみ・こもれび」(札幌白石区)GH「さんぽみち」(釧路)において24時間体制で入居後観察調査を行い、より良いケア環境づくりを現地スタッフとともに進めてきました。また、芦別慈恵園では、サテライト型居住施設建設委員会委員長として、敷地選定に始まり、プロポーザルコンペの計画実施から、建築の基本計画案作成、実施設計の監修までを行いました。

○ケア環境づくりに関する研修・講演の実績

講義形式の研修やグループワークを取り入れたケア環境づくりの研修・講演を、道内中心に、遠くはブラジルでも行っています。国際アルツハイマー会議、道内各地の社会福祉協議会や保健所主催の講演会、北海道老施協施設長研修会、北海道高齢者問題研究協会、北海道デイサービスセンター協議会や全国グループホーム協会主催の認知症介護実践(実践者)研修、シニア大学、ブラジルサンパウロ援護協会等で講演および研修を実施しました。

○ケア環境の建築設計やデザインの実績

札幌のグループホーム(以下GH)「もえれのお家北大館・大和館・バルブロ館」、GH「ほほえみ・こもれび」(札幌白石区)GH「さんぽみち」(釧路)など計10ユニット以上のGH、4棟のサテライト型小規模特養(一部、小規模多機能併設)、高齢者共同住宅などの計画設計、特養「芦別慈恵園」「鷹栖さつき苑」のユニット改修等を手掛け、中国・瀋陽でも計画中です。

ケア環境づくりアルバム

芦別慈恵園サテライト型居住施設「かざぐるま」の外観。2ユニットの小規模特養と地域交流空間、地域喫茶を併設し、町内会や老人クラブなどと連携して、地域のコミュニティー核として位置づけられる施設です。地域の映画会を開催したり、地域喫茶では、食事の提供も検討しはじめており、開かれた特養を目指しています。

札幌白石区にあるグループホーム「こもれび」のユニット内。左奥が居間、写真手前右側に食堂があり、ユニット内の様々な場所に居場所を用意しています。他のグループホームや特養でも同様の空間が用意されています。

[更新日:2010/03/10]

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