浜崎裕子

はまさきゆうこ

プロフィール

長崎国際大学人間社会学部社会福祉学科、教授、工学博士、日本建築学会福祉環境小委員会環境づくりWG、日本認知症ケア学会会員、日本老年社会科学学会

専門

認知症高齢者のコミュニティケアに関する実践的研究
住民参加の建築・まちづくりに関するプロセスデザイン
施設環境づくり支援プログラムの実践

連絡先

〒859-3298 佐世保市ハウステンボス町2825-7
Tel 0956-39-2020, Fax 0956-39-3111
hamasaki@niu.ac.jp

メッセージ

地域住民や福祉専門職とともに認知症ケアの現場に関わりながら、当事者の思いやケア(ソフト)を空間(ハード)に活かす方法に関して、建築計画およびまちづくりの視点から研究してきました。今後もNPO活動を中心とするフィールドワークや、「認知症高齢者に配慮した施設環境づくり支援プログラム」の普及を通して、人的・社会的・運営的・物理的環境介入によって、認知症の人の環境づくりに取り組んでいきたいと考えています。

主な著書・論文

ユリエル・コーエン/ジェラルド・ワイズマン著、浜崎裕子訳『老人性痴呆症のための環境デザイン』、彰国社、1995
エリザベス・ブローリイ著、浜崎裕子訳『痴呆性高齢者のためのインテリアデザイン』、彰国社、2002
浜崎裕子著、『コミュニティケアの開拓』、雲母書房、2008

○ケア環境づくりに関する実践

2009年より九州で初めて熊本県で「認知症高齢者に配慮した施設環境づくり支援プログラム」を紹介し、2010年より具体的に実施する施設を対象にモデルケースとして実践を行っていく予定です。

○ケア環境づくりに関する研修・講演の実績

福岡県痴呆介護実務者研修基礎及び専門課程で「痴呆性高齢者の生活環境づくり」を講義。施設計画中の医療法人や社会福祉法人に対する施設環境づくりの講演。大学公開講座などにおける市民向けの「認知症ケアと環境づくり」の講演など。

○ケア環境の建築設計やデザインの実績

福岡市南区での高齢者施設コンペにおける建築設計案応募。福岡県久留米市で認知症高齢者向けグループホームの設計・監理。福岡市で宅老所よりあいの改修および第2宅老所よりあいの移転・新築に関する設計監修。福岡市で有料老人ホームの認知症フロアの設計監修。

ケア環境づくりアルバム

高齢者施設計画のワークショップにおいて、当事者(高齢者)参加を促し、ユーザーの思いを反映した環境づくりに取り組みました

第2宅老所よりあいの設計では「地域の縁側づくり」をコンセプトに認知症高齢者や周辺住民に親しみやすいデザインにしました

[更新日:2010/03/09]

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